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長浜曳山まつり(子供歌舞伎) [長浜]

 今回は、子供歌舞伎です。
長浜曳山まつりは、昭和30年代から現在まで、毎年4基の当番山が”子供歌舞伎”を奉納してきました。長浜曳山まつりの長い歴史の中で、当番山が3基や、6基のときもありました。
 この当番山が、八幡宮から出発し、お旅所に向かう道中において”子供歌舞伎”を披露します。


長刀山(奥がお旅所)


お旅所には長浜八幡宮の神様が神輿に乗っていらっしゃってます。


写真のように辻に山を停め、”子供歌舞伎”を奉納します。辻で演ずるのは3方から観客が子供歌舞伎を見れるからです。
各々の山が長浜八幡宮で1回、道中で2回、お旅所で1回の計4回歌舞伎を奉納します。

 次からの写真は、翁山の”絵本太閤記 十段目 尼ヶ崎閑居の場”です。


 この写真は、今回の発見です。何回もこの子供歌舞伎を見ているのですが、今までずっと歌舞伎の音曲は録音だと思い込んでいました。この写真を見てわかるように、音曲は実は生演奏であったということが始めてわかりました。風のいたずらでわかった発見です。


子供と付いてはいますがれっきとした歌舞伎です。演じているのは皆男の子です。とてもそうとは思えない妖しい色気が漂っています。

次の2枚は孔雀山の”伽羅先代萩 足利家御殿の場”です。

 先の翁山もそうですが、演じている子達は皆素晴らしいです。せりふを噛んだり、忘れたりすることが無いのです。
脇の子はたまに棒読みになりますが、主役クラスの子は演技もなかなかのものです。
写真左手前の黒い着物の男の子はなんと5歳です。舌足らずのせりふで観客の微笑を誘っていましたが、せりふを間違えることはありませんでした。


 今年最後の歌舞伎奉納です。夜になると山は照明で飾られ、歌舞伎も幻想的です。夜の9時開始と予定をだいぶ遅れての開演でした。さすがに幼い子供たちは疲れたと見えて、あくびをかみ殺しながら頑張っていました。

 この奉納が終わると神輿に乗って神様がお旅所から八幡宮へと帰り、祭りは終焉となります。

お旅所

お旅所の位置です。


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